
プレイセラピーは効果ない?事例を通してその特徴、メリットとデメリットをわかりやすく解説【心理療法】
「プレイセラピーって何?」「どんなことをしているの?」「実際に効果ってあるの?」
これらの疑問を持つ方は、ぜひご覧ください。
当ブログでは認知行動療法や来談者中心療法についても解説していますので、そちらもぜひご覧ください。
プレイセラピーに関わる書籍として、こちらを紹介します。当ブログよりもわかりやすく記載されていますので、ぜひご覧ください。
それでは、解説を始めたいと思います。
プレイセラピーって何?
「遊び」を媒介にして行う子どもの心理療法です。日本では多くの場面で取り入れられています。絵描き、粘土や工作、積み木遊び、滑り台、トランポリン、箱庭、ゲームなど、多岐にわたり取り入れられています。母子が共に面接室へやってきた際、カウンセラーが2名でそれぞれに対応する場面で、子どもに対する面接の中でよく取り入れられます。遊んでいるだけに見えますが、そこには深い意味が込められています。
プレイセラピーの特徴は?
ここではM.クラインのプレイセラピーの特徴を紹介します。クラインは「子どもの遊びとさまざまな活動は、大人が言葉で表現すべきものを伝える手段である」と述べています。そのため、子どもの治療においても目的は転移分析であるとしています。クラインはプレイセラピーの中での技法を「プレイ・テクニック」と称し、子どもの遊びの意味を自由連想の連想と同様に理解しました。
プレイセラピーで大切なこと
- 許容されている感じを作ること。
- 子ども自身が決められること。
- 子どもの世界を受け入れること。
- コントロールし、責任を引き受ける機会を子どもに持たせること。
- 情緒的な世界の表現を促すこと。
- 安心できる雰囲気を作ること。
特徴などについてはある程度理解できたでしょうか?次に、事例を通して実際のプレイセラピーの様子を見てみましょう。
[事例]
6歳のA君は、母親との分離不安を相談内容として教育相談に来ました。以下は、その際のA君に対するプレイセラピーの一部です。
【セラピストの対応に注目してください】
A君
(はじめての部屋を見て、立ったままいろいろなところを見て回ります)
セラピスト
「何かないかなぁと探しているのですね」
A君
(ロボットのフィギアを見つけ、砂の箱へ置く。自分で選んで道具をつかってある場面を作り出しました)
セラピスト
「A君がほしいものは手に入れたのですね。自分で選んで探してきたのですね」
A君
(ロボットのフィギアが円形に置かれ、その周りにさらに壁を作り出します)
セラピスト
「ぜんぶ円のように並べて、壁を作っているのですね」
A君
(ロボットと人が戦い始める)
セラピスト
「まるで本当に戦っているように見えますね」
A君
(ロボットが倒れ、お家の中へ入れられる)
セラピスト
「それはやられてしまったのですね。A君はそれを家にいれてあげたのですね」
セラピストはA君の遊びを通じて、彼の感情や考えを尊重し、深く理解しようとしています。
プレイセラピーのメリットとデメリット
メリット
- 子どもが言葉にできない感情を表現できる。
- 子どもが自主的に行動できる。
- セラピストが丁寧に子どもの問題を理解し、検討できる。
デメリット
- セラピストの能力によって効果に差が出る。
- 短期間での解決には向かない。
- 子どもが具体的な問題を口に出して話すことが難しい。
プレイセラピーの歴史
プレイセラピーは、精神分析のフロイトから始まったとされています。フロイトの指導を受けた後継者が、子どもの治療に遊びを取り入れ、これが現在のプレイセラピーの原点となっています。
まとめ
この記事では、プレイセラピーについて詳しく解説しました。具体的な事例を通じて、その概念や効果を理解することができるでしょう。実際の遊具やセッションの部屋



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