【子育て支援】言うことを聞かない子、その理由と解決法!~ABC分析~

言うことを聞かない子に対してどうすればよいか?
その解決方法の1つをここではお伝えします。

今回は心理学の応用行動分析という分野を紹介したいと思います。
心理学の行動療法の1つで様々な場面で利用されています。
なにやら難しそうですが、大丈夫。内容はとてもわかりやすく理解しやすい分野です。

実際にどんなことをすればいいのか、見ていきましょう。

どうやるの?
すべてはこの3つです。

言うことを聞かない子、その理由と解決法!

【ABC分析】
A(Antecedent) 先行 :何をするかわかる
B(Behavior) 行動 :することができる
C(Consequence) 結果 :やる気になる

A・B・Cそれぞれの場面で考えてみればいいのです。

言うことを聞かない子にあてはめます。

A(先行)の問題 →言ったことがわかっていない
   指示を文字にしてみよう!

B(行動)の問題 →言ったことをわかっているけどやり方がわからない
   自分がお手本を見せよう!細かな手順を伝えよう

C(結果)の問題 →やる気になってない
   もっとほめてみよう!別の方法でやる気を引き出そう!
簡単に知りたい人はここまで。

言うこと聞かない問題がなぜか?探る! Antecedentの問題

  • 問題行動と情報収集をしよう!

子どもが問題行動を起こすには理由がある
なぜ子どもはその行動をとるのかを考えます。
例えば、「落ち着きがない」という点について。

  • 外にでると知らず知らずに別の場所に行く
  • 家の中で自由な時間にドタバタと動き回る
  • 学校での授業中、教室に座っていられない

このように”落ち着きがない”状態にも様々な状態があります。
まず、問題行動となっている行動が具体的にどんな場面、どんな状況の時に生じるかを考えましょう。

さらに状況を整理する!

分かりやすくするためには以下の状態に分けて考えましょう。

<環境>
時間帯
場所
一緒にいる人、その場にいる人
活動内容
<行動>
具体的な行動の定義
頻度、持続時間、周囲への影響
<行動の結果>
何かを得る、もしくは何かから逃れる
特定の感覚刺激を得る、遮断する

こんな細かなこと調べてらんないよ~!
という方も大丈夫。
なんとなく見ておけばよいのです。
子育ては学校の教育とは違います。
なんとなく見て子どもたちが言うことを聞かない状況を少しだけ理解してあげましょう。

  • まずは予防

問題行動の引き金を少なくしましょう。

集団場面などの特定の状況、嫌いな食べ物、苦手な活動などが当てはまります。
これをなくせる場合には取り除きます。
なくせない場合は本人に先に伝えておきましょう。
長期的には少しずつ引き金の量を減らせるとよいと思います。

  • 適切な行動を起こりやすくなる状況をつくる

子どもが適切な(代替、望ましい)行動を忘れないように目で見えるような状態にするなどを指します。
また、問題行動となる直前に子どもにリマインダーを提示したりするのも良いです。

  • 間接的な要因を調整する

いつも同じでないから困る!
体調不良、睡眠不足、外が騒がしい、その友達とはトラブルが・・・
そんな状況もありますよね。
もしこれらの状況が予期できれば無理強いは禁物です。
安定した状態のときにこれまで説明したことを行いましょう。
この間接的な要因は医学的な治療や物理的な環境調整で解決できることもあります。
焦らず、ゆっくり対策を立てましょう。

目標を決める! Behaviorの問題

  • 代替行動とは?

問題となる行動を別の行動に替えてあげましょう。
これを代替行動といいます。=一時しのぎの行動
問題となる行動と“同じ機能”をもつ適切な代替行動を習得する
例えば、
子どもの目的が“友達と同じおもちゃで遊びたい”

<問題行動>
今までは叩いてうばっていた
<代替行動>
【近くの大人にあのおもちゃで遊びたいと言う
この“言葉で伝える”という方法を教えることです。
  • 長期的な目標は?

課題や活動に子どもが自ら取り組み、さまざまなことを新しく学べるようにしたい、というのが最終目標です。=望ましい行動
なので代替行動だけではダメ。
一時しのぎの学びのない行動になってしまいます。
先ほどの例でいえば

子どもの目的が“友達と同じおもちゃで遊びたい”

<問題行動>
【今までは叩いてうばっていた
<望ましい行動>
【そのおもちゃで一緒に遊ぼうと言い、仲良く遊ぶ

長期的にはお友達と仲良く同じおもちゃで遊べるのが理想です。
その方が友達との交流、やりとり、会話から多くのことを学ぶことができます。

作戦を実行!その結果を見てみよう Consequenceの問題

  • 代替行動を強化する

代替行動を身に着けてもらうのに大事なのは
確実に代替行動ができること
約束した通りの量や質を保証
代替行動をした後の対応はすぐにされる
ことです。
代替行動や望ましい行動ができたときはこの3つを意識して動きましょう。
その効力は凄まじいものです。

  • 問題行動は強化しない

問題行動をしたときは本人の目的に合致したものを与えてはいけません
もし目的に合致してしまうと子どもは
問題行動をすれば目的が達成できる!
と思ってしまいます。
代替行動で目的を達成できるようにしましょう。

  • 最終的に

長期的な目標である望ましい行動を強化していきましょう。
ここもスモールステップで代替行動から望ましい行動へ変えていけると良いですね。

応用行動分析とは

応用行動分析とは、行動に着目し、学習反応を促すオペラント条件づけの理論を活用して、問題の解決や改善に活用する心理技法です。
自閉症や発達障害などの特徴を持つお子様に用いられることが多く、カウンセリングやペットのしつけなどでも応用されています。
ABA(応用行動分析学)は、この行動分析学を人間の複雑な行動に広く適用して理論化された学問といえます。
特に高い治療効果を上げている分野が、自閉症児への早期療育です。
人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みで捉え、社会でのさまざまな問題を解決するために応用していく心理学となっています。
また、行動の理由や目的を探ることで、問題行動の解決策を見出す、比較的歴史の新しい学問です。
ABAを活用した子どもの支援には、行動の「きっかけ」にアプローチする、行動の「結果」にアプローチする、の2つの方法が用いられます。ABAは、自閉症をはじめとする発達障害児の療育だけではなく、誰に対しても用いることができます。学齢期や青年期はもちろん、ダウン症や知的障害、その他の障害を持つお子さんに対しての療育でも効果的です。

まとめ

これまでに
言うことを聞かない子に対してどうすればよいか?
その解決方法の1つ、ABC分析を説明しました。

【ABC分析】
A(Antecedent) 先行 :何をするかわかる
B(Behavior) 行動 :することができる
C(Consequence) 結果 :やる気になる

行動の前、行動中、その結果と分けて考えると問題行動の原因、解決法がとてもわかりやすくなりますね。
他にも当ブログでは心理学的な行動改善情報などをお伝えしていきたいと思います。
ぜひ参考にしてください。

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